日本静脈経腸栄養学会雑誌
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特集
消化器病棟の多職種連携栄養管理における医師の役割
窪田 健巨島 文子田中 亨岩瀬 広哉後藤 理世黒木 槙子田上 祐子大橋 良浩新宅 里江子小林 由美梅原 梓奥田 朋江今田 智美谷口 史洋塩飽 保博
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キーワード: 消化器病棟, 栄養管理, NST
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2015 年 30 巻 6 号 p. 1259-1262

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抄録
近年、様々な状況で栄養療法の必要性が提唱されており、また併存疾患などもあることから病棟での栄養管理は多様である。Nutrition support team (NST) は医師、看護師、管理栄養士、薬剤師など、多職種がそれぞれに知識を持ち寄り、患者に最適な栄養療法を提供するシステムである。当院では、NSTサテライトチームを設け、栄養不良患者に対しては主治医も含め、必要な職種を招集してチームを結成し、病棟単位で活動している。そして改善のない場合のみ NSTが介入することになっている。このシステムが機能しているかのアンケートを消化器病棟で行ったところ、職種により評価が大きく異なることがわかった。これらの結果を踏まえ、多職種連携の中での医師、特に主治医と NST医師の役割について考察した。また、様々な問題点が浮き彫りとなったので、それに対する我々の取り組みを紹介する。
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© 2015 日本静脈経腸栄養学会
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