日本門脈圧亢進症学会雑誌
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原著
C型肝硬変に対するインターフェロン治療と門脈圧亢進症
和栗 暢生大﨑 暁彦佐藤 宗広五十嵐 健太郎
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2015 年 21 巻 4 号 p. 209-216

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抄録
【緒言】C型肝硬変例のインターフェロン(IFN)治療の成績は不良であり,併存する肝癌や門脈圧亢進症も含め,管理は難しい.【対象と方法】2005年以降,IFN治療がなされたC型肝硬変25例を対象とし,SVR率に加えて,門脈圧亢進症や肝癌の状況についても後方視的に検討した.【結果】Genotype 1b・低ウイルス量1例と2a 6例は全例で,2bは3例中2例(66.7%)のウイルス排除(SVR)を得たが,1b・高ウイルス量では17例中5例(29.4%)と低率であった.肝癌再発例,IFN無効例は予後不良であった.部分脾動脈塞栓術は血小板数を増加させ,IFN完遂率を上昇させた.【結語】Genotype 1b・高ウイルス量症例以外はSVR率も良好であった.肝癌治療後症例においても,SVRによる予後改善が期待された.門脈圧亢進症や肝癌など合併する病態や,副作用に注意しつつ,IFN治療を行っていくべきである.
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© 2015 日本門脈圧亢進症学会
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