日本門脈圧亢進症学会雑誌
Online ISSN : 2186-6376
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PHGとGAVEの内視鏡診断
林 星舟佐伯 俊一
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2007 年 13 巻 2 号 p. 112-116

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抄録
PHGとGAVEは門脈圧亢進症の出現・進展とともに観察される胃粘膜の変化である.NBI併用拡大内視鏡を用いると, 胃粘膜では集合細静脈の異常 (大型集合細静脈の出現, 集合細静脈の不明瞭化), 胃小窩の腫大, 胃小窩周囲の毛細血管の拡張, 毛細血管周囲の粘膜内出血, 毛細血管の部分的かつ著しい拡張, などの変化が生じており, 発生部位やその組合せによりPHGやGAVEとして認識されている.両者の鑑別診断には拡大内視鏡およびNBIが有用である.
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© 日本門脈圧亢進症学会
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