日本小児血液・がん学会雑誌
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原著
ステロイド抵抗性急性GVHDに対する間葉系幹細胞の使用経験
鈴木 大介小林 良二岸本 健治佐野 弘純安田 一恵小林 邦彦
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2015 年 52 巻 2 号 p. 139-143

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抄録
近年,間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell: MSC)が免疫抑制作用を持つことが報告され,造血幹細胞移植後の難治性の移植片対宿主病(graft-versus-host disease; GVHD)に対する治療効果が期待されている.今回われわれは臍帯血移植後にステロイド抵抗性のgrade IIIの急性GVHDに対してMSCを投与した2症例を経験した.1例は若年性骨髄単球性白血病の4歳男児で,肝,消化管にgrade IIIの急性GVHDを発症した.ステロイドに不応であったがMSCを投与し軽快した.他の1例は急性骨髄性白血病の6歳女児で,消化管のgrade III急性GVHDに対してMSCを投与したが,反応に乏しく免疫抑制剤の調節で徐々に軽快した.この2症例は本邦にて小児に対しMSCを投与した初の報告と考えられる.
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© 2015 日本小児血液・がん学会
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