AYA世代の腫瘍において重要な合併症である生殖機能への影響,心臓合併症,二次がんについて概説した.精巣は低線量でも放射線治療の影響を受け,照射野に直接入っていなくても散乱線の影響を受ける.卵巣も低線量でも放射線治療の影響を受けるが,年齢的な要素も加味する必要がある.また,卵巣を照射野外に移動することが有効な場合がある.心臓合併症や二次がんに関しては陽子線治療が合併症の発症頻度を減らせるかもしれないと期待されている.この世代の腫瘍に対しても放射線治療は重要なmodalityのひとつであり,十分な知識を持って治療に当たることが肝要である.