【緒言】高校生のがん患者が長期入院した場合,留年や退学するケースも散見される.そこで奈良県立医科大学(以下,本学)の学生サークル「社会医学研究会(以下,社医研)」では,長期入院中の高校生に対する学習支援のボランティア活動を行ってきた.
【方法・結果】2014年5月から2021年3月までの間に本学附属病院に入院し,学習支援を受けた計4名の高校生(血液腫瘍2名,固形腫瘍2名)の復学への影響について後方視的に検討した.出席に関わる単位不足での留年が2名いたが退学者はいなかった.
【結論】医学生が高校生へ学習支援を行うことが一定の復学支援につながることが示唆された.一方で,出席点などの単位取得といった課題には学生ボランティアでの限界もあることが垣間見えた.