Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
スクリュー付きケージ単独での頚椎前方固定術の術後成績と問題点
橋村 卓実本田 新太郎大西 英次郎
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2020 年 11 巻 10 号 p. 1136-1143

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抄録

zero-profileであるスクリュー付きケージ単独での頚椎前方固定術の術後臨床成績および画像評価を行った.ケージの沈み込み(>2 mm)は41%の椎間で見られ,術前局所後弯が一因として考えられた.術後臨床成績および骨癒合は良好な成績でありケージの沈み込みとの有意な関連性は認められなかった.更なる手術成績の向上のためには,沈み込みの危険性に対する理解と症例に応じた適切なデバイスの使用が求められる.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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