Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
椎体後壁損傷のある胸腰椎移行部の骨粗鬆症性椎体骨折に対するBKP+後方固定術の治療成績
國谷 嵩渡邉 健一安部 博昭河井 卓也東川 晶郎唐司 寿一山田 浩司半井 宏侑伊藤 陽平稲葉 裕
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2020 年 11 巻 10 号 p. 1214-1219

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抄録

椎体後壁損傷のある胸腰椎移行部の骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に対して施行したBKP+後方固定術とP-VCR+後方固定術を比較した.BKP+後方固定術は,手術時間,出血量が有意に少なく,低侵襲な手術であった.両群ともにscrewのlooseningや新規椎体骨折に伴う矯正損失はみられたが,矯正損失による再手術例はなく,BKP+後方固定術は高齢者に対する術式として適している.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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