豊見城中央病院整形外科
2020 年 11 巻 12 号 p. 1380-1385
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骨粗鬆症性椎体骨折は,頻度の高い骨折であるが,椎弓根骨折は稀な骨折である.高齢者の椎弓根骨折4例を報告する.
骨折の発症レベルはL4が3例,L3が1例であった.全例に腰痛と下肢しびれや疼痛があり,MRIで腰部脊柱管狭窄を認めた.3例に除圧と椎弓根スクリューを用いた後方固定を施行した.術後,症状は改善し,3例中2例で椎弓根骨折部の骨癒合が得られた.
全例に骨粗鬆症を認めた.骨折の誘因となる外傷はなく,ストレス骨折が考えられた.
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