がん・感染症センター都立駒込病院整形外科・骨軟部腫瘍科
東京大学医学部附属病院22世紀医療センター
2020 年 11 巻 5 号 p. 848-852
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はじめに:転移性脊椎腫瘍の原発検索に有用な腫瘍マーカーはいまだに不明である.
対象と方法:初診時原発不明240例で測定した17項目の腫瘍マーカーの予測能をROC曲線を用いて検討した.
結果:Tg(甲状腺癌),PSA(前立腺癌),尿・血清免疫電気泳動(多発性骨髄腫)ついでCA19-9(膵・胆管癌・消化器癌),SLX(肺癌),およびCEA(胃・大腸癌,すべての癌)の予測能が高かった.
結語:上記の選択で費用対効果に優れた原発検索が期待できる.
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