Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
立位から座位姿勢変化における脊椎骨盤アライメントの代償機構
後迫 宏紀吉田 剛長谷川 智彦大和 雄安田 達也松山 幸弘
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2020 年 11 巻 5 号 p. 842-847

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抄録

はじめに:姿勢変化による骨盤後傾の小さい症例の特徴を明らかにする.

対象と方法:腰痛で受診した外来患者84例を対象として,立位および座位全脊柱単純X線側面像を撮影した.

結果:骨盤後傾の小さい群(立位から座位のSS変化が5度以下)は,骨盤後傾の大きい群と比較して,座位時におけるLLの減少が小さく(P<0.01),SVAが増加していた(P<0.05).

結語:骨盤後傾の小さい症例は,立位から座位姿勢にて腰椎前弯減少が小さく,体幹前傾にて代償して座位姿勢を維持した.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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