ツカザキ病院脳神経外科
大阪市立大学脳神経外科
2020 年 11 巻 7 号 p. 980-984
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はじめに:我々は脊髄硬膜内くも膜囊胞内にピオクタニンを注入して手術を行っている.
症例:症例は76歳男性,両下肢痛の精査でTh5~7高位に脊髄を後方から圧迫する囊胞性病変を認めた.くも膜囊胞の診断のもと手術加療を行う方針とし囊胞内に5倍希釈したピオクタニンを注入し囊胞全摘出を施行した.
結語:ピオクタニンの囊胞内注入は囊胞の可視化だけでなく囊胞内の髄液動態も観察することができ有用と思われた.
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