原著
腰椎分離症に対して全内視鏡を用いた分離部海綿骨充填術を施行した高校野球選手の1例
2020 年 11 巻 8 号 p. 1026-1031
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2020 年 11 巻 8 号 p. 1026-1031
スポーツ選手における腰椎分離症はパフォーマンスの低下が危惧される固定手術より保存治療を選ぶことが多い．今回，腰椎分離症による痛みの為，野球が出来なくなった全国レベルの軟式高校野球選手に全内視鏡を用いた分離部海綿骨充填術を行い良好に骨癒合し，復帰後，高いパフォーマンスを発揮した一例を経験したので報告する．全内視鏡を用いた分離部海綿骨充填術はハイレベルなスポーツ復帰という点において症例により一選択肢になりうると考える．
