Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
症例報告
胸髄髄内に発生した稀な孤立性線維性腫瘍(intramedullary solitary fibrous tumor)の1例
四谷 久美子長谷川 智彦大和 雄吉田 剛安田 達也坂野 友啓有馬 秀幸大江 慎松山 幸弘
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2021 年 12 巻 4 号 p. 672-677

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抄録

はじめに:非常に稀な髄内発生の孤立性線維性腫瘍(solitary fibrous tumor:SFT)を経験したので報告する.

症例:47歳女性.4年前より歩行障害,右下腿の痺れ自覚し,当科受診.MRIにてTh2高位にT1WIで等信号,T2WIで低信号,均一な造影効果を示す髄内腫瘍を認めた.腫瘍摘出術を施行し,病理所見にてSFTと診断.術後3ヶ月で歩行が安定した.

結語:SFTは,他の髄内腫瘍と異なるMRI所見と病理所見により診断され,治療は外科的全摘出が重要である.

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© 2021 Journal of Spine Research編集委員会
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