Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
原著
看護大学生を対象とした終末期ケアシミュレーション教育のレジリエンスへの影響:無作為化比較試験による検討
横井 弓枝玉木 朋子犬丸 杏里藤井 誠辻川 真弓
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2020 年 15 巻 2 号 p. 153-160

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抄録

【目的】終末期ケアシミュレーションへの参加がレジリエンスに与える影響を評価した.【方法】参加学生61名を無作為に2群に割り付け,教育群に終末期ケアシミュレーションを実施した.ベースラインと教育終了後時点の両群のレジリエンスを測定した.【結果】ベースラインは両群に有意な差はなかったが,教育終了後時点は総合得点,I am・I have・I will/do因子得点が対照群よりも教育群で有意に高かった.教育群では総合得点,I am・I have・I will/do因子得点が,対照群ではI am因子得点のみがベースラインよりも教育終了後時点で有意に高かった.【結論】終末期ケアシミュレーションへの参加が,レジリエンス,とくに他者との信頼関係を築きネットワークを広げる力,自分自身で目標を定めそれに向かって伸びていく力を高める.

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© 2020日本緩和医療学会
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