【目的】がんサポートグループ企画・運営者向けの研修会の有効性を検証する.【方法】2020~2024年度,全国のがん診療連携拠点病院等の医療者583名が受講し,研修効果を研修前,直後,6カ月後で評価した.主要評価項目は研修全体の評価10項目,副次評価項目はファシリテーションスキル8項目とした.【結果】研修全体の評価は,全項目で有意な改善を認め,「ファシリテーターの役割の理解」(η2p=0.52)および医療者とピアサポーターとの「協働方法の理解」(η2p=0.63)で大きな効果量を得た.一方,6カ月後の効果維持率は平均44.8%であった.ファシリテーションスキルにおいては複数項目で有意な改善を確認した.【結論】本研修は,がんサポートグループの理解やピアサポーターとの協働,ファシリテーションスキルの向上に有効である可能性が示唆された.研修効果を維持するための継続的な支援体制の構築が課題である.