抄録
カぺシタビン療法に伴うhand-foot syndrome (HFS)を早めに察知し治療継続ができることを目的に, 本研究を実施した. 大腸がん術後に本治療を行う症例を対象とし, 医師は減量・休薬の判断, 薬剤師は服薬指導, 病棟看護師はパンフレットとDVDでの指導, 治療開始から8週間, 週1回の電話・面談を行い訴えや状態を把握し, 最後にアンケートで満足度調査を行った. サポートを終了した10例の対象者すべてがスキンケアを継続できた. 3例にGrade 2以上のHFSが出現したが, 早急に休薬, 減量を行うことができた. 電話・面談サポートは, 化学療法継続への不安を軽減するという副次的効果もあった. 今後は, 個々の治療経過や希望に沿ったサポートシステムを構築していく必要性が示唆された.