Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
原著
簡便な換算比を用いたオキシコドン注射剤のオピオイド・スイッチングに関する臨床的検討
宮原 強小杉 寿文仁田 亜由美濱田 献日浦 あつ子森 直美八谷 由貴平川 奈緒美佐藤 英俊松永 尚
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2014 年 9 巻 4 号 p. 125-130

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抄録
【目的】当院ではオキファスト®注(OXJ)の換算比として簡便な 「OXJ:モルヒネ注射剤:フェンタニル注射剤=1:1:1/50」 を用いているが, 妥当性を検討した報告はない. 【方法】OXJに切り替えたがん疼痛患者18例を対象に臨床的検討を行った. 【結果】OXJへの切り替え理由としては, 鎮痛効果不十分11例, 内服困難6例, 傾眠1例であった. 疼痛コントロール達成までの投与量調節に要した日数は平均0.6日であった. 鎮痛効果不十分例ではOXJ変更前後のnumeric rating scaleは3.3から1.1と有意な改善効果が認められ(p=0.007), 内服困難例では変更前後で同等の疼痛管理が得られた. OXJ変更による有害事象の悪化は認められなかった. 【結論】OXJへのオピオイオド・スイッチングに対し, 簡便な換算比を用いても, 臨床での疼痛コントロールや有害事象における問題は特に認められなかった.
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© 2014 日本緩和医療学会
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