主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:周産期と医療安全
回次: 28
開催地: 京都府
開催日: 2010/01/15 - 2010/01/16
p. 51-56
(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)における医療安全業務では,薬事法に基づく製造販売業者や医療関係者からの副作用・不具合報告,(財)日本医療機能評価機構が収集・公表している医療事故やヒヤリ・ハット事例などから,その発生原因が名称の類似性による事例やヒューマンエラーを誘引する構造・操作による事例などを抽出し,医薬品・医療機器という「もの」の観点から医療安全対策の必要性を検討している。はじめに国内での副作用・不具合報告や医療事故,ヒヤリ・ハット報告の動向を述べると共に,周産期・新生児領域で過去に起こった事例や対策などを紹介しながら,今行うべき医療安全対策について私見を交え述べてみたい。