主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム
回次: 4
開催地: 東京都
開催日: 1986/01/18
p. 137-142
I 緒言
preterm premature rupture of the membrane(以下PROMと略す),特に極小未熟児以下の未熟児,呼吸障害児出生の可能性の高い妊娠32週未満の管理方法は,産科の永年の課題となっている。すなわち,母児の感染と児の未熟性,呼吸障害発生のバランス上,分娩に踏み切るタイミングが問題になるわけである。今回我々は,妊娠32週未満のPROMの管理方法として頸管縫縮術の是非と分娩のタイミングに関して検討したので報告する。