主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:IUGR
回次: 7
開催地: 東京都
開催日: 1989/01/21
p. 108-114
はじめに
IUGR児が母体合併症,胎盤機能不全,PROMなどにより胎児環境の悪化が生じた場合,児を胎外生活へ導くことが周産期管理に要求され,早産IUGRの大半はこのようにして生じる。一方,児のintact-survivalはその個体の胎外適応能を前提とするが,早産IUGR児の胎外適応能が早産AFD児に比しどの程度劣るかを明らかにするために,
①HbFからHbAへのswitchingについて
②免疫能は非特異的免疫,特異的免疫について
以下に検討した。