主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:IUGR
回次: 7
開催地: 東京都
開催日: 1989/01/21
p. 148-154
はじめに
IUGRは,周産期死亡率が高率であり,新生児合併症も多く,その後の児の発育発達に少なからぬ影響を与えることはよく知られている。
またIUGRは,発症要因あるいはその作用時期によりさまざまな臨床病態を示す児の集団と考えられているので,予後を論ずる際に一括して取り扱うのは不適当であることはいうまでもない。
したがって,IUGRの予後をできるだけその特徴を考慮して検討してみたい。