主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:IUGR
回次: 7
開催地: 東京都
開催日: 1989/01/21
p. 164-172
一般的には,早産SFD児は低体重であっても,同体重のAFD児より成熟しているため,生命予後はよいと考えられている。最近では周産期医療の進歩に伴い,従来よりもさらに早期に発症する,より小さいSFD児を扱う機会が増えてきているが,極小未熟児におけるSFD児の予後については,統一された見解もなく不明の点も多い。超未熟児の救命率が向上してきている現在,後遺症なき生存を目ざすためにも,SFD児の急性期の病態・その後の発育発達について整理し,問題点について明らかにしていく必要がある。
極小未熟児におけるSFD児の短期および長期予後について,AFD児と比較検討する。