周産期学シンポジウム抄録集
Online ISSN : 2759-033X
Print ISSN : 1342-0526
第7回
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シンポジウムB:IUGR:管理と予後
極小未熟児SFDの予後
渡辺 とよ子鶴見 節子川瀬 泰浩森田 優治佐藤 紀子本間 洋子三科 澗柳田 昌彦
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p. 164-172

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抄録

  一般的には,早産SFD児は低体重であっても,同体重のAFD児より成熟しているため,生命予後はよいと考えられている。最近では周産期医療の進歩に伴い,従来よりもさらに早期に発症する,より小さいSFD児を扱う機会が増えてきているが,極小未熟児におけるSFD児の予後については,統一された見解もなく不明の点も多い。超未熟児の救命率が向上してきている現在,後遺症なき生存を目ざすためにも,SFD児の急性期の病態・その後の発育発達について整理し,問題点について明らかにしていく必要がある。

 極小未熟児におけるSFD児の短期および長期予後について,AFD児と比較検討する。

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© 1989 日本周産期・新生児医学会
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