日本義肢装具学会誌
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特集 動く支援機器―電動義肢からロボットまで
動力義足の現状—Ossurバイオニック義足を例として—
羽佐田 和之
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2013 年 29 巻 2 号 p. 83-89

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抄録
Ossur のバイオニック義足を例として実用化された動力義足について記述する.バイオニック義足とは複数のセンサー,人工知能を用いた CPU, モーターや磁気粘性流体などによるアクチュエーターを組み合わせた共通の動作プラットフォーム上で動作する義足部品である.本稿では歩行中に足部の底背屈動作を能動的に行うプロプリオ足部,プロプリオ足部とバイオニック膝継手リオニーとを組み合わせたシンバイオニック義足,モーターを用いた動力膝継手パワーニーについて,その機構や特徴を説明する.製品の効用については主に海外での文献紹介により説明する.動力義足はいずれも極めて高額な義足部品であり国内での適用例はごく少数であるが,安全で確実に動作する制御機構など今後の切断者リハビリテーションを革新する可能性としても期待できる.
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© 2013 日本義肢装具学会
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