2016 年 32 巻 2 号 p. 133-140
小児期にみられる足部疾患は,変形を主たる特徴とするものや疼痛など機能障害を有する疾患など臨床症状は多様である.また,生直後からみられる先天性足部疾患(変形),歩行開始期以降にみられる変形,あるいは痛みや可動域制限など機能障害を有する疾患,中枢·末梢神経障害や筋疾患に伴う変形など病態や成因は多岐にわたる.本稿では臨床上重要な小児足部疾患,変形の臨床的特徴や理学所見,X線計測法や評価,計測値について概説するとともに,装具治療の適応や効果について述べる.