日本労働者健康安全機構 東京労災病院リハビリテーション科
2017 年 33 巻 1 号 p. 33-39
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近年,コンパートメント症候群や広範囲皮膚欠損創を呈する外傷治療において,陰圧閉鎖療法(NPWT)をはじめとする治療法の進歩はめざましく,患肢温存の可能性がより高くなったといえる.コンパートメント症候群後の障害像は,血流低下,筋·腱組織損傷や虚血性萎縮,神経損傷による運動麻痺や感覚障害など複合的な要因によるため多彩である.早期の機能回復,早期社会復帰にむけたリハビリテーションにおいて,骨折·皮膚治療の段階に応じた適切な装具療法が重要となる.
日本義肢装具研究会会報
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