2017 年 33 巻 4 号 p. 222-231
地方のバスや電車などの公共交通機関は,歩行できる方にはバリアが少ないが,歩行に問題のある方にとってはバリアフリー環境でない所が多いため,車椅子使用者や既存の自動車を運転できない人は,社会参加のために,車椅子の工夫をはじめ様々な補助装置,介助運転者探しなどで,自動車を使った移動も行っている.ここでは,自動車運転免許取得の流れと,福祉車両の中でも自分で運転する自動車の手動装置や脚動装置などについて,身体機能別の運転自操装置や補助装置とその導入時のポイント,そして公共交通機関の車両の現状などについて記述する.介助用やジョイスティック自動車は別の項で示される.