2018 年 34 巻 2 号 p. 142-149
作業療法士学生4名に体験用前腕能動義手での操作練習として立方体の連続移動を1週ごとに5分間実施し,三角筋前部線維と前鋸筋の筋音図測定によって運動学習の評価への試みを行い,従来用いられている筋電図も同時に測定した.今回の分析は4名の参加者がそれぞれの効率の良い動作の仕方を試行錯誤し,疲労に備えた筋コントロールを行っていたことを示した.さらに,筋音図の測定結果は筋負荷量が最大随意収縮の中程度であったことが推察された.パフォーマンスが向上していく中で,筋電図の中央パワー周波数の減少から徐波化がみられ,筋疲労が学習中に起こっており,三角筋前部と前鋸筋の活動割合が被験者によって異なっていた.