2018 年 34 巻 2 号 p. 150-153
本研究は,バランスチェアがVisual Display Terminals (VDT)作業時の頸部の筋活動に与える影響を調査した.健常成人9名(平均27.8±5.2歳)を対象とした.標準的な椅子と膝当て付き前傾座面椅子の2条件下での脱力座位姿勢で,Personal Computerによるtyping課題を実施し,安静時の脊柱彎曲角と作業時の頸部筋の筋活動量を測定した.バランスチェア使用時に腰椎彎曲角は,有意に後彎が減少し,頸部の筋活動量も有意に低かった.VDT作業時にバランスチェアを使用することで,姿勢改善がみられ,頸部の筋活動量を減らせることが示唆された.