2019 年 35 巻 1 号 p. 7-10
現在,臨床における異常動作やそれに対する介入効果等の評価は主観的な評価が中心であり,客観的データを計測して解析するといった評価は一般的とはいえない.その理由は計測機器の導入にかかる費用や使用環境の面などでハードルがあるためと考える.そこで今回は,非常に身近な「センサの塊」であるスマートフォンを活用した動作時のデータ取得と,マイクロソフトエクセルを活用したデータ解析を紹介する.客観的評価が手軽に行えるようになることで,義肢装具の製作や適合に関する評価に活用されたり,装着による好影響をデータとして蓄積されたりするような機会が誰にとっても身近になると幸いである.