日本義肢装具学会誌
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原著
小児筋電義手の現状と課題
—兵庫県立リハビリテーション中央病院15年の経験から—
戸田 光紀陳 隆明柴田 八衣子溝部 二十四高見 響
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2019 年 35 巻 2 号 p. 136-141

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抄録

先天性上肢欠損児において,筋電義手は両手動作の獲得を可能とし活動,参加の機会を広げる有効な手段である.しかし本邦において小児に対する筋電義手はほとんど普及していない.兵庫県立リハビリテーション中央病院では2002年より小児に対し筋電義手訓練を常時提供できる体制を構築し,これまで15年間で70例以上の児に対して継続的に筋電義手訓練を提供してきた.今回,我々は訓練提供開始から15年間の経過をまとめ,当院における小児筋電義手訓練の現状と今後の課題について検討を行ったので報告する.

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© 2019 日本義肢装具学会
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