2019 年 35 巻 2 号 p. 98-103
脳性麻痺児の器具や装具を評価するときのポイントは,①粗大運動能力分類システムを使用して将来を見通して今何を行う必要があるかを考えること,②正常発達を目標とするのではなく各子どもの代償動作をより効率的にするために評価すること,③子どもの気持ちに寄り添うこと,④固定ではなく動きを引き出すための安定面(点)を提供すること,⑤重度の脳性麻痺児においては原始反射の影響を評価すること,⑥器具や装具の新しい利用方法について考えながら評価するともに情報を収集すること,⑦F-wordsの枠組みを基におのおのの子どもと家族のことを良く知る努力を行って,真に子ども達と家族の生活と人生に貢献できる器具や装具を作製することである.