高機能膝継手を用いたリハビリの臨床現場に解決すべきいくつかの課題がある.一つ目の課題は,高機能膝継手の選択である.二つ目の課題は,高機能膝継手を訓練用仮義足として臨床現場で使用できるかどうか,である.三つ目の課題は,高機能膝継手を使用した義足リハビリを適切に担える施設(医師やPT,PO)が果たしてどれほど日本に存在するか,である.四つ目の課題は,公的支給制度が高機能膝継手の給付において,現行制度下で果たして適切に機能しているかどうか,である.これらの課題を解決することができなければ,切断者は高機能膝継手の恩恵を受けることができず,社会復帰するうえで大きなハンデを背負うことになろう.