2025 年 41 巻 2 号 p. 113-116
近年の義足部品の進歩は著しく,複数の高額な高機能電子制御膝継手が補装具支給基準の完成用部品に認められている.片側切断者では高機能電子制御膝継手を装着すれば非切断者に近いパフォーマンスが実現可能となっている.しかし部品が急速に進歩する一方で,日本での普及は欧米諸国に比べて遅れていると言わざるを得ない.高機能電子制御膝継手が普及している国々では,Clinical Evidenceを基に支給のポリシーとガイドラインが定められている.日本においても,義足ユーザーが社会参加することで公費が循環する仕組みを構築し,高機能電子制御膝継手を装着した義足ユーザーが活躍する社会を目指す必要がある.