日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
日本植物生理学会2003年度年会および第43回シンポジウム講演要旨集
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植物形質転換用Gateway Binary Vectorを用いたタグ融合タンパク質の発現
黒瀬 高章渡辺 守芦田 裕之田中 克典川向 誠松田 英幸*中川 強
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p. 261

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抄録
 我々はバイナリーベクターの操作性を向上させることを目的として、Gatewayクローニング技術が利用可能なバイナリーベクターの開発を行ってきた。特に様々なタグを簡便に融合するためのベクターシリーズを作製してきた。今までに、GFP、6His、FLAG、3HA、4Myc、10Myc、GSTを目的タンパク質のN末あるいはC末端に融合させるベクターの作製を行ってきたが、今回新たにT7タグを融合するためのベクターをシリーズに加えた。
 このようなGateway Binary Vectorシリーズを用いて植物でのタグ融合タンパク質の発現と、活性に及ぼす影響について調べた。レポーターとしてGUSを用い、上記の各種タグを融合し、タバコ培養細胞BY-2で発現させた。抗タグ抗体による検出、抗GUS抗体によるGUSタンパク質の定量、GUS活性の測定を行い、タグ融合によるGUS活性の変化について調べた。
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© 2003 日本植物生理学会
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