日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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液胞膜の蛋白質複合体の網羅的探索
*増村 友昭中西 華代前島 正義中西 洋一
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p. 300

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抄録
 植物の液胞は巨大な酸性オルガネラであり、物質の貯蔵・分解といった基本的な機能に加えて細胞質のpH調節やCa2+シグナル伝達など動的な現象にも関わる。細胞空間を充填することで、細胞の伸長成長や気孔の開閉のような細胞運動にも関わっている。こうした液胞機能は多数の液胞膜蛋白質とそれらを調節する相互作用ネットワークにより支えられている。本研究では液胞膜蛋白質複合体を網羅的に探索することで、機能単位の全体像を明らかにすることを目指した。
 シロイヌナズナ培養細胞より調製した液胞膜を界面活性剤で可溶化し、BN-PAGE、SDS-PAGEで二次元電気泳動することで主要な膜蛋白質複合体とそれらの構成成分を分離した。その結果、複数ポリペプチドで構成される複合体の候補約20個、ホモ多量体を形成するポリペプチドの候補約20個を検出した。並行して、シロイヌナズナの液胞膜輸送装置に対するペプチド抗体(約40種)を用いた免疫ブロッティングを行いBN-PAGE上での分子量を検討した。また、抗体ライブラリを用いて液胞膜可溶化試料の免疫沈降を行い、抗原ポリペプチドと複合体を形成する蛋白質の検索を行った。現在、複合体の同定を進めているのでその結果と併せて報告したい。
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© 2005 日本植物生理学会
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