日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

イネゲノム中の全てのMIPファミリー遺伝子
*柴坂 三根夫且原 真木
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 301

詳細
抄録
イネゲノムシーケンスは2002年に一応完了をみた。そこでイネゲノムから全てのMIPファミリーを取り出して整理した。結果、クロモソーム11以外の全ての染色体にアクアポリン遺伝子が見出され、36遺伝子と2つの偽遺伝子が見つかった。PIPサブファミリーに属するタンパク質は12個見つかった。アラビドプシスのゲノムには同じく12、またトウモロコシでこれまで見つかっているPIPは13個でこれらの植物の間でほとんど変わりがない。イネにはPIP1サブグループには3つ、PIP2サブグループには9つのメンバーがある。系統樹解析によると、3つのPIP2はPIP2のクラスターからかなり離れたところに位置するので、機能解析等の結果がでると、新たなPIPに分類しなければならなくなる可能性がある。オルソログ解析によって、トウモロコシのゲノミック配列の中に転写産物がまだ見つかっていないMIPメンバーが2つ見つかった。クロモソーム7には3つのPIP2遺伝子が連続してならんでいるが、2番目の遺伝子は偽遺伝子であった。OsNIP4;5は完全な翻訳領域を含むcDNAが複数報告されているが、対応するゲノムデータベースからの遺伝子は偽遺伝子であった。既にゲノムシーケンス中のMIPファミリー遺伝子が整理されているアラビドプシス、また、cDNAライブラリーから多くのMIPファミリーが見つけ出され整理されているトウモロコシと比較した結果も報告する。
著者関連情報
© 2005 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top