日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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光合成細菌の高親和性リン酸輸送系(Pst system)の転写制御機構
*松崎 雅広足羽 百理子山本 勇高橋 陽介佐藤 敏生
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p. 343

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抄録
 脱窒光合成細菌Rhodobacter sphaeroides f. sp. denitrificansより、ATPのエネルギーを用いリン酸飢餓状態でリン酸を細胞内に輸送する高親和性リン酸輸送系 (Pst system) のpstSCABとリン酸レギュロン(pho)の制御因子phoUBを分離した。また、pstS上流のプロモーター配列にphoレギュロン特有のphoボックス様配列を見出し、これまでにPstSはリン酸欠乏時に誘導され、phoレギュロンの制御下にあることを明らかにした。そこで本研究では、この遺伝子領域の転写制御機構を解析するためにまず転写単位を検討し、それぞれの転写単位のプロモーター活性を測定することによりオペロン全体がphoレギュロンの制御下にあるのかどうかを解析した。ノザン解析からPst systemはpstSpstCABの2つの転写産物を認めたが、phoUBの転写産物は認められなかった。pstCABphoUBのプロモーター領域には明瞭なpho boxは存在せず、pstCphoUのプロモーター活性は、高濃度リン酸存在下の方が、リン酸飢餓状態よりわずかに高かった。さらに、pstSpstCphoUのプロモーター領域を用いたゲルシフトアッセイによる解析から、pstS領域はシフトアップを確認したが、pstCphoUではシフトアップを核にできなかった。これらの結果から、pstCphoUはphoレギュロンの制御下にないことが示唆された。
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© 2005 日本植物生理学会
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