日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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アカジソ特異的新規bHLHについて
*堂本 太一柴田 雅久西山 泰孝斉藤 和季山崎 真巳
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p. 696

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抄録
シソにおいて、アントシアニン生合成酵素をコードする遺伝子群は成分変種特異的に発現し、光照射により同調的に発現誘導され、転写レベルでの制御を受けることが推測されている。この様な転写調節機構に関与する調節因子の探索を行い、これまでに2種のbHLH (MYC-RP, MYC-F3G1)、2種のMYB様転写因子(MYB-P1, MYB-C05)、WD40因子(PFWD)をコードする遺伝子を単離し機能解析を行ってきたが、単一でアカジソ、アオジソにおけるアントシアニン生産の違いを決定する因子の同定には至っていない。
そこで、本実験ではPCR-select cDNA subtraction法により得られたアカジソ特異的cDNA断片から、500アミノ酸からなる新規bHLHをコードするcDNA、MYC-RS1及びMYC-RS2を得た。両者間には7アミノ酸の置換が存在した。推定アミノ酸配列の相同性に基づくクラスタリングの結果、MYC-RS1および 2はシロイヌナズナのbHLHグループIIIdに、またMYC-RP、MYC-F3G1はEGL1、GL3、TT8等を含むグループIIIfに分類された。さらに、MYC-RS遺伝子をシロイヌナズナへ導入し、過剰発現体を作成した。現在この変異体についてアントシアニン関連転遺伝子の発現変動、並びにフラボノイド関連代謝産物の変動等の解析を行っている。
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© 2006 日本植物生理学会
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