日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第48回日本植物生理学会年会講演要旨集
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植物の2本鎖RNA結合タンパク質
*福原 敏行平栗 章弘中澤 悠宏森山 裕充
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p. S028

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抄録
近年、RNA干渉をはじめとしてRNAが関与する生命現象が次々と発見されている。その中には、2本鎖RNAや2本鎖構造を含むRNAが関与する現象が少なくない。これらの2本鎖RNAが関与する現象には、2本鎖RNA結合タンパク質もしくは2本鎖RNA結合モチーフ(dsRBM)を含むタンパク質が、中心的な役割を担っている場合が多い。例えば、シロイヌナズナのRNA干渉やmiRNAの生成において、ダイサー様タンパク質(DCL)、2本鎖RNAタンパク質(HYL1/DRB)、およびメチル化酵素(HEN1)が、siRNAやmiRNAなどの機能性低分子RNAの生成や安定化に中心的な役割を担うことが報告されている。これらの3種のタンパク質は、全てN末端もしくはC末端にdsRBMを持つ。
本講演では、植物(シロイヌナズナ)における2本鎖RNA結合タンパク質(dsRBMを含むタンパク質)の機能を概説し、本研究室で行ってきたシロイヌナズナの4種のダイサー様タンパク質(DCL1~4)、5種の2本鎖RNAタンパク質(HYL1/DRB1~5)およびRNaseIII様タンパク質(RTL2)の生化学的な活性について報告する。
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© 2007 日本植物生理学会
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