日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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ポジショナルクローニングによるイネの低温発芽性に関わる遺伝子の単離
*藤野 賢治関口 博史松田 康之小野 和子矢野 昌裕
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p. 0256

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抄録
低温ストレス耐性は、北海道のイネの栽培において重要な育種形質である。本研究では、発芽時における低温ストレス耐性として、低温発芽性に着目した。イネの発芽適温25~30℃では、発芽性に大きな品種間差異は見られないが、15℃の低温下では大きな品種間差異が認められた。そこで、低温発芽性に優れるイタリア由来のイネ系統「Italica Livorno」を用いて、低温発芽性に関するQTL解析を行った。その結果、3個のQTLを同定した。このうち、最も作用力の大きなqLTG-3-1をポジショナルクローニングにより原因遺伝子を単離した。この遺伝子は2個の既知ドメインをもつものの、配列からはその機能は明らかでなかった。発現解析を行ったところ、発芽時の種子胚で強い発現が認められた。また、温度に関係なく、発芽時に発現していた。この遺伝子の機能を推定するために、発芽関連遺伝子の発現解析を行った。
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© 2008 日本植物生理学会
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