日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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トマトの果実形成に関与するチトクロームP450の機能解析
*松尾 哲菊地 郁福田 真知子本多 一郎
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p. 0644

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抄録
トマトの栽培においては、低温や日照不足による花器発育不全、高温による花粉発芽や花粉管伸長抑制、通風不良から来る受粉不良などによって、結果不良になるという問題を生じる。このため、結果促進には花粉媒介昆虫の利用やオーキシン系のホルモン剤である4-クロロフェノキシ酢酸(4-CPA:トマトトーン)等の処理がなされているが、これらはコストや労働負担を増大させる。これらのことから、トマト栽培における結果安定と省力化のためには、果実形成や結果性機構の解明及び優れた形質を持つ単為結果性トマトの育成が求められている。本研究では、果実形成や結果に関与すると考えられるチトクロームP450(CYP78 Aサブファミリー)の機能解析を行い、トマト果実形成に関与する重要因子の解明及び同遺伝子を制御した単為結果性トマトの作出を試みる。
Degenerate PCR法及びRACE法によりトマトからCYP78 Aサブファミリーの全長cDNAを4種類(LeCYP78A1-4)単離し、発現解析を行った。これらのうち、LeCYP78A2のトマト子房での発現は受粉後1日目から急激に増大し、2日目には受粉していない子房の100倍以上の発現量を示した。また、除雄した子房に4-CPAを処理したところ、その発現は処理1日目から未処理の子房の100倍以上に増大した。現在、LeCYP78A2遺伝子をシロイヌナズナ及びトマトに導入し、その機能解析を試みている。
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© 2008 日本植物生理学会
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