日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第49回日本植物生理学会年会講演要旨集
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タイリングアレイ、超高速シーケンシング技術を用いた植物のストレス応答における全ゲノムトランスクリプトーム解析
*関 原明松井 章浩石田 順子諸澤 妙子金 鍾明栗原 志夫岡本 昌憲藤 泰子中嶋 舞子川嶋 真貴子佐藤 将一南原 英司神沼 英里遠藤 高帆望月 芳樹小林 紀郎花田 耕介豊田 哲郎篠崎 一雄
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p. S0012

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抄録
植物は移動の自由がないため、乾燥、低温、塩などのストレスに対する独自の適応機構を備えている。これまでにDNAマイクロアレイ法などを用いて、乾燥、低温、塩などのストレスに対して応答する植物遺伝子が多数単離され、それらの機能が同定されつつある。しかしながら、アンチセンスRNA、non-coding RNA、small RNAやクロマチンリモデリングなどのストレス応答機構における役割に関してはまだ多くの点が不明なままである。
全ゲノムタイリングアレイ解析や新世代の超高速シーケンシングシステムを用いた解析は、全ゲノムトランスクリプトームの解析方法の1つとして最近注目されてきている。これまでにシロイヌナズナ全ゲノムタイリングアレイを用いて、乾燥、低温、塩などのストレスやABA処理(2時間および10時間)したサンプルを用いて解析したところ、ストレス応答性の新規な転写産物やアンチセンスRNAが多数存在することが明らかになった。また、454 Life Sciences社の高速シーケンサーを用いたsmall RNAの大量解析から、ストレス応答性のsmall RNAを幾つか同定した。同定されたストレス応答性の機能性RNAに関して、現在機能解析を進めている。
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© 2008 日本植物生理学会
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