小児の精神と神経
Online ISSN : 2434-1339
Print ISSN : 0559-9040
学童期・思春期の発達障害の子どもたちへの医療の関わり
本田 秀夫
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2020 年 60 巻 1 号 p. 29-37

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抄録
学童期・思春期において,発達障害の診断は問題の一部に過ぎず,脳機能の異常,体験による心理的影響,成人期精神疾患の早期発症という3つの軸からの総合的なアセスメントが必要である.学童期・思春期の発達障害の子どもたちへの医療の関わりは,個体(子ども)の病気を治療するという役割にとどまらない.教育や福祉などとの多 領域連携を必然的に伴うチーム・アプローチにおいて,医療,なかでも医師は,チームリーダーでありかつ支援の脇役を担うことになる.
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© 2020 一般社団法人日本小児精神神経学会
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