日本小児放射線学会雑誌
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特集 第60回日本小児放射線学会学術集会“Think globally, Act locally”より
小児放射線画像のPitfall:FLAIRでの脳溝の高信号域
丹羽 徹 孫 旭陽横山 健人キタロウ イルワン ビン モハマド アズラン岡崎 隆
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キーワード: 小児, 頭部, MRI, FLAIR
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2025 年 41 巻 1 号 p. 64-70

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抄録

FLAIRは日常診療で行われる頭部の撮像にて,多くの施設でルーチンのシークエンスとして使用されている.FLAIRは反転パルスを利用して頭蓋内の生理的な水成分の信号を抑え,T2延長病変の検出がしやすくなるシークエンスである.一方で,脳溝に様々な要因で高信号が認められる.主な要因としては,タンパク濃度の上昇,出血成分,細胞成分(腫瘍性,炎症性を含む)の上昇,アーチファクトなどが考えられており,鑑別は多岐にわたる.FLAIR画像の評価においてはこれらを考慮し,臨床情報を考慮しながら診断を考えることが重要である.

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