日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2003年秋季講演会予稿集
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ポスターセッション1 10/8(水)15:45~17:00
連星系をターゲットとした系外惑星のドップラ─シフト探査
*松山 浩子伊藤 洋一豊田 英里佐藤 文衛
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p. 30

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抄録
現在までに見つかっている系外惑星のうち、連星を母天体にしているものは少ない。連星系内で、惑星は安定に存在できないと考えられていたからであるが、近年の研究から軌道半径の大きな連星系内で惑星は安定に存在することがわかった。現在までに見つかっている系外惑星のうち、連星を母天体にしているものは少ない。連星系内で、惑星は安定に存在できないと考えられていたからであるが、近年の研究から軌道半径の大きな連星系内で惑星は安定に存在することがわかった。(Holman & Weigert 1999) 一方、連星系では惑星を持っている恒星の方が高い金属量を持つ可能性が高いと考えられている。 そこで連星系に着目し、岡山天体物理観測所の可視高分散分光器HIDESを用いて、金属量の概算とドップラ─シフトによる系外惑星探査を行った。 今回の結果は、3組の連星系に注目して行われたドップラ─シフト観測の3回の観測結果である。今後継続的な観測を行い、また、観測天体の数を増やし広範囲のドップラ─シフト観測を行っていく。
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© 2003 日本惑星科学会
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