抄録
本研究では、乱流源の一つとしてダスト層のシアー不安定性を考える。流れが乱流状態に遷移すると、ダスト巻き上げられる。この後、ダスト層はダストの拡散と沈殿が釣り合った分布に落ち着くことが予想される。Sekiya (1998) はこの分布を求め、次の結果を得た。ダストとガスの面密度が林モデルの値のときには重力不安定の臨界密度には達しない。ダスト面密度が林モデルの17.8倍になると中心面のダスト密度が臨界密度を超える。本研究では、潮汐力による安定化作用により、重力不安定が生じるための条件が緩和されることを示す。