抄録
近年になって、太陽系近傍にある主系列星周りの塵円盤が観測されるようになってきた。塵は星からの放出された光子との相互作用の結果、抵抗力を受けて中心星に落ちていく(光子ポインティング-ロバートソン効果)。落下時間は塵円盤の存在している時間に比べて十分短いため、塵の供給源である微惑星が存在していることが期待されている。本研究では、質量放出率が大きい若い星では星風による粒子ポインティング-ロバートソン効果が光子ポインティング-ロバートソン効果に勝り、その結果、デブリ円盤の寿命を決定する上で重要な役割を果たしていることを示す。