日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2006年秋季講演会予稿集
セッションID: 327
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オーラルセッション 11 10月20日(金) 17:40-19:04
幻の流星群の謎を解く
*渡部 潤一佐藤 幹哉春日 敏測
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抄録
ほうおう座流星群は、1956年に南極観測船・宗谷に乗り組んだ第一次南極越冬隊員によってインド洋上で目撃された流星群である。その後の流星出現はほとんど見られず、幻の流星群と呼ばれていた。最近になって小惑星2003WY25が母天体とされるブランペイン彗星とほぼ同一軌道をもつことがわかった。その軌道をもとにダストトレイル理論を用いて、1956年の流星群の大出現を再現した。また、本手法を応用し、流星群の出現状況から過去の彗星活動度を探る新しいアプローチについて紹介する。
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© 2006 日本惑星科学会
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