データウェアハウス（DWH）から抽出したスコアリング情報の利用

抄録

【背景】我々は、データウェアハウス（DWH）から抽出された情報が粗く、抽出したそのままの情報では本来の意味を持たなく、利用可能なデータに加工することで現場の業務量削減を検討している。今回、我々は、当院重点医療の一つである認知症データに着目し、DWHに保管されているMMSEなどの認知症スコアリングデータを検証し、利活用できるデータに変換することを目的とした。【目的】本研究では、電子カルテ情報に着目し、薬歴などの情報をDWHから必要なデータを抽出し、データの変換・加工手法について検討する。今後の当院での研究促進のために、診療データや検査データなどのリアルワールドデータを効率的に研究情報に用いて、円滑に研究を実施する体制の構築を目指す。【方法】現在、当院にてDWHに補完されているMMSEの診療情報を抽出し、個人情報全てを削除する。データ保存情報について確認し、整理し、効率的なデータ収集法を検討する。【結果】【考察】抽出された情報は、CSVにて補完されているが、複数の行と列で保存されている状態であり、そのままでの活用は困難であった。現在、Pythonによるコードを作成・検証中であり構築詳細は当日発表する予定である。